着物マメ知識

着物マナー:美しく歩く

1.室内では

室内では親指に意識をおいて直線をはさむ感じで足裏全体ですり足気味に自然に運びます。背筋をすっきりと伸ばすと美しく歩けます。

2.草履の場合

草履の場合はやや内股にします。音をたてず静かに歩きましょう。

3.階段の昇り降り

昇る時は上前の褄を右手で軽く押え、重心をからだの中心において、やや斜めに足を運びます。ふくらはぎが後ろから見えないように気をつけましょう。降りる時も同様に右手で立褄を軽く押さえます。

着物の常識:着物の格式

留袖
ミセスの第一礼装、黒留袖と色留袖があります。
黒留袖の方が格が上とされている。結婚式では仲人夫人と母親は必ず着用します。
振袖
ミスの第一礼装
訪問着
準礼装として着用します。原則として絵羽模様(注1)
色無地
紋を付けると準礼装として着用でき、紋なしの場合はおしゃれ着用とします。一般に慶事、仏事ともに着用しますが、地方によっては異なるので注意しましょう。
付下げ
肩山に向って前身頃、後身頃ともに上向きに柄付けされている。
小紋
気軽に楽しめる型染めの着物。江戸小紋など色無地に近い柄のものは、やや格が上に見られます。
(注1)絵羽模様
縫い目に関係なく図柄が続いている。